バナナでもわかる話

計量経済学・統計学が専門の大学院生です。統計学・経済学・投資理論・マーケティング等々に関する勉強・解説ブログ。ときどき趣味も。極力数式は使わずイメージで説明出来るよう心掛けていますが、時々暴走します。

ITについて何も知らなくてもわかる「P2Pとは何か」

ビットコインの仕組みについて詳しく説明するということで、記事を書いておりますが
bananarian.hatenablog.com


今回はP2P(ピアツーピア)です。


ビットコインの情報のやり取りは基本的にはこのP2Pによって行われているんですね。

そういうわけで今回はP2Pについて説明します。


P2Pのイメージ

今回の記事はIT初心者を対象にしているので、イメージで説明しますね。


部活や会社、何らかの団体みたいなものを想像してください。


例えば、強豪校の部活だったりすると、監督の権限がメチャメチャ強くて、監督が全てを決定する、逆に監督がいなくなったら全く回らなくなるような部活もあったりします。

会社であれば、社長が言うことが絶対のワンマン経営の会社なんかもあったりします。
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一方、大学のサークルであったり、若者の多いベンチャー企業などだと、大きな上下関係や、権限の偏りなどが少なく、皆がそれぞれ同等の役割を担う団体もあったりします。
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P2Pは後者のイメージです。

要はP2Pじゃない管理方法は、

「サーバー」という強い権限のあるボスがいて、そのボスが仕組みの重要な部分を管理します。これをP2P型と区別してクライアント・サーバー型と呼びます。先ほどの図に名前を付けるならこんな感じ。
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こんな感じの構造なので、サーバーが潰れたらシステムがダウンします。スマホゲームのサバ落ちとかはこのサーバーが潰れている状態です。





一方でP2Pの方は強い権限を持つものがいません。こんな感じのイメージですね。
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つまり、P2Pは、ピア同士が必要な情報を分散して共有しあっているという感じです。
そのため、一つのピアが潰れたとしても、システム全体としては大きな問題が無く機能します。


P2Pの種類


P2Pにも種類があって、先ほどのようなP2PはピュアP2Pと呼ばれます。
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一方で次のようなものをハイブリッドP2Pと呼びます。
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強い権限があるわけではありませんが、各ピアについて詳しいサーバーを置いたP2Pです。
このピアはオンラインかどうか、あの情報はどのピアが持っているのかといった情報を管理することで、システムを効率的にしています。




P2Pのメリットデメリット

メリット
・まず、鯖落ちのリスクが格段に下がります。
・更に、ユーザー同士の繋がりを拡張するのが容易です。要はピアを増やせばよいだけなので、そういう点でシステムを拡張することが容易になります。


デメリット
・一方で、情報についての秘匿性がなくなります。
・また、システムの中にある情報を完全に削除したり、追跡したりすることが難しくなります。



こんな感じのメリットがあるため、P2Pは情報共有や同時作業に適していると言えます。スカイプなんかもP2Pです。