バナナでもわかる話

開設当初は計量経済学・統計学が専門の大学院生でした。今はデータを扱うお仕事をしています。統計学・経済学・投資理論・マーケティング等々に関する勉強・解説ブログ。ときどき趣味も。極力数式は使わずイメージで説明出来るよう心掛けていますが、時々暴走します。

センター試験でミスして撃沈したら阪大の経済学部オススメ

なんともこの時期に不謹慎なタイトルでアレですが、

「何だか知らないけどセンター試験ミスった!終わった~」

と思っている方、そして逆に

「何だか知らないけどセンター試験でいつも以上の成績が出た!!」

と喜んでいる方の中で、別に特に行きたい学部・大学があるわけではないんだよね~という方。


大阪大学の経済学部は穴場ですよ!!

目次

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当然、目指したい大学があったりやりたいことがあったりして
「俺は、浪人してでも関東の大学に行きたいんだ!!」とか「俺は、どうしても法学の勉強がしたいんだ!!」という方は、自己採点に応じて自身の身の振り方(攻めるのか守るのか等々)を考えれば良いわけですが、そうでなければオススメです。

阪大経済のメリット

まず大阪大学であればネームバリューとしては十分。
※ただし関西から出ると非大学受験層からの知名度は無い(悲)

大阪大学の経済学部であれば、就職活動でも十分大きな企業を視野に据えることが出来ますし、

当然経済学・経営学教授陣も著名な方々が集まっており、真面目に学ぼうと思えばいくらでも学べる環境があります。
※ゲーム理論で有名な安田洋祐先生、行動経済学で有名な大竹文雄先生、仕掛け学の松村真宏先生他、メディアに出られていない先生方でも有名な方々はたくさんいます

環境という点でいうと特に私のオススメは図書館ですね。
阪大の図書館(特に書庫)にはかなりの蔵書があり、自分の専門分野はもちろん他専攻の専門分野も自主的に入門することが出来ます。

あともう一つ、阪大の経済学部は多様な科目選択を奨励していて、経済学部以外の科目も卒業単位に入れることができます
色々な分野に関心のある人は特に自由に色々学べる環境かと!
(例えば私は理学部数学科の講義や基礎工学部の講義を受講しました。)

阪大はセンターで点が取れなくても拾ってくれる

(以下2019年1月19日時点での情報、以後変更の恐れがあるので受験前には必ず募集要項を取り寄せてください。)

で、何でこんなに阪大の経済学部を推すのかというと、配点方式が複数あるからなんですね。
大阪大学経済学部/一般入試(科目・日程)|大学受験パスナビ:旺文社

阪大の経済学部の入試形式は、A形式、B形式、C形式の3パターンがあって、

A形式

まずA形式は
満点を600点とした時に
センター試験を90%(540点分)、二次試験を10%(60点分)の配分で計上してくれるパターン
A形式は要はセンター試験逃げ切り方式なので、センターでドカンと取ってしまえば、もう二次は寝てても問題無いくらいで受かります。
(ちょっと言い過ぎ?まあ大抵センターさえ取ってしまえば二次は適度に解けば受かる。)

B形式

次にB形式は
満点を600点とした時に
センター試験を10%(60点分)、二次試験を90%(540点分)の配分で計上してくれるパターン
B形式はセンター試験ミスった人又は単純処理を高速でこなす(センター試験)よりも、ジックリ難しめの問題を解くのが得意な人を掬い取る配点といえます。こちらは、正直センター試験なんぞ700点切っていても滑り込めますし、何なら600点前半でもちゃんと二次試験を取れれば受かります。実際私の同期にもセンター試験でどえらい点数を取っていた人が何人かいました。

C形式

そしてC形式。
A形式とB形式で(重複込みで)65位までの人間を掬い取った後に残った集団に対してC形式の採点方法を適用します。
C形式では二次試験とセンター試験を50%(300点)ずつで採点します。このC形式での合格者が学部の多数派となります。

まとめ

つまり、今回の記事では何が言いたいかというと

ネームバリューのある大学に行きたい以外に特に何の目的も無い(or 経済学部でしっかり勉強したいだけで大学はどこでも良い)が、肝心のセンター試験をしくじった人B形式合格を目指すことでワンチャンスが生まれ、

同じくネームバリュー以外特に目的も無い(or 経済学部でしっかり勉強したいだけで大学はどこでも良い)人で、センター試験でいつも以上の成果が出た人A形式合格で安牌切っておけばリスク回避が出来る!

ってわけです。

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実際いくら自己採点が良くても自分の知らない間にマークミスをしている可能性などもあるので、そういう意味で阪大経済の入試形態は良心的だな~と思ってます。確実に何らかの形式のテストで高得点のとれる人間と安定して点数を稼げる人間を救い上げてくれるナイス制度ですよね。

コメント

※ここまで記事にしておいてなんですが、志望校選択は最終的に自己責任です。合格判定等のサービスも多くあるはずなので、しっかり情報を集めてから決定してください。

※この記事はあくまで、ミスった人も絶望せずに、こういう選択肢もあるよーという提示をしているにすぎません。志望校の最終決定は自己判断で行ってください。


ちなみにどうでもいいですが、私は当時B形式で掬われました。
センター試験の自己採点としては普通に8割後半でしたが、蓋を開けてみたら自己採点から100点近く下がっており(恐らく国語か英語でマークミス?)、もし大阪大学以外の大学を受けていたらセンターで足切りをくらっていたかもしれません。肝を冷やしたのを覚えています。