バナナでもわかる話

計量経済学・統計学が専門の大学院生です。統計学・経済学・投資理論・マーケティング等々に関する勉強・解説ブログ。ときどき趣味も。極力数式は使わずイメージで説明出来るよう心掛けていますが、時々暴走します。

北海道の回転寿司屋と普通の回転寿司屋

Twitterを眺めていたらこんなツイートがながれてきました。

 

要はス〇ローとかってことだろうけど、まさかそんな奴いるわけないだろとか考えながら、よくよく思い返してみると

 

そういえば私の知人が北海道旅行に行った際に、

 

「北海道の回転寿司屋、行ってみたけどそこまで感動は無かった。自分がバカ舌だったのだろうか。」

 

とか言っていたことがありました、これはもしや....と思いつつも、

 

ふと考えました。

 

 

あれ、そういえばス〇ローが道内チェーン店よりマズいのであれば、北海道にス〇ローがのさばっている理由はなんだ?

 

 

 

 

北海道の回転寿司屋はウマい

まず、この手の話題を知らない人のために説明しておくと、よく道外の都府県(内地)ではこんな話をよくするわけです。

 

「北海道は、魚が新鮮だから回転寿司屋でさえウマいらしい」

 

道民からしたら、回転寿司屋の寿司がウマいなんて話は当たり前で、何を言ってるんだとなるかもしれませんが、道外の回転寿司屋は確かにおいしくないです。

 

ただ捉え方の問題で、「寿司を食いに来た」と考えるのではなく「回転寿司を食いに来た」という感じでハードルを下げてやるとおいしいです。

 

ただ、そんなことを考える内に、道民と道外の人は、そもそも回転寿司に対するイメージやスタンスが違うのではないかと思い始めました。

 

 

 

道外の人の回転寿司イメージ

この辺は、私は大阪に5年間住んだだけなので、違っていたら本当にすみません。

 

道外の人が思い浮かべる回転寿司は

 

「安く」寿司が食える場所

 

それが回転寿司なのではないかなと思います。

 

だからウマい寿司を食いたければ回らない寿司屋に行け、そこに行く金はないが、そこそこウマい寿司を食いたいなら、ちょっと高めの回転寿司に行けといった印象です。

 

当たり前ですが、回転寿司屋は 質の低い寿司屋 という立ち位置なんです。

 

極端なことを言ってしまえば、

回転寿司屋の寿司は食べ放題屋の焼肉で、

回らない寿司屋の寿司とは専門店の10000円とか20000円とかする焼肉です。

 

 

 

だから道外の人にとっての回転寿司屋はあくまで、回らない寿司屋と連続的に繋がっているもので、寿司を食べたい時に、自分の予算と相談して、下のような評価のもと、行く店を決めているのだと思っています。

 

 

(寿司を食べたいと思った時に、予算との兼ね合いで決定!)

安い

ス〇ロー

ス〇ローより少し高い回転寿司

ス〇ローより高い回転寿司

もう少し高い回転寿司

高めの回転寿司

回らない寿司屋

高い

 

 

 

道民の回転寿司イメージ

道民にとっての回転寿司はそういう場所ではなくて

 

ウマい魚を食べに行く場所

 

なんだと思います。

極端なことを言ってしまえば魚屋です。魚屋に魚を食いに来てます。

 

なんなら道民で、回転寿司しか行ったことのない人は、魚の質が寿司のほとんど全てを決めるとさえ思っています。

 

しかも別にそんなに安くはなくて、気軽に食べに行く場所ではないなという印象すらあります。

 

敢えてウマい「魚」と表現した理由は簡単で、ネタは新鮮で圧倒的にうまいんですけど、別にシャリは普通のバイトが握っているので回らない寿司屋が出すような料理として完成した寿司は出していないから敢えてそう呼んでいます。

 

 

そういうわけなので道外の人と違って、道民の寿司に対する選択肢は3種類あって、しかも微妙にそれぞれ、寿司の概念が異なるわけです。

 

 

安く気軽に、とりあえず寿司っぽい何かを食べたい→ス〇ロー系全国チェーン

 

ウマい魚を食べたい→北海道チェーン回転寿司

 

ウマい寿司が食べたい→回らない寿司屋

 

 

 

なんか少々口が荒くなった気がしますが、北海道は本当に本当に本当に、食材の質が良いんです。良すぎるんです。だから下手な小細工なんてせずとも、しっかりした食材調達ルートを確保すればウマいものが出せるんです。

 

 

だから、北海道の店の多くが、

 

「はい。野菜ーウマい~」「ほら、肉もうまい~」「はい、新鮮な魚。ウマい~~」

 

という料理に終始してしまい、

 

「料理としての工夫はあまり無いけど、とりあえず素材がとにかくウマいなあ」

 

といったサービスになりがちだったりします笑

 

北海道チェーン回転寿司も結構その典型という節があって、メチャメチャウマいし、僕も大好きで、なんなら今回の帰省(1週間)の間に2回も行ったんですけど、ウマいのはとにかく素材なわけです。

 

ただ、その良い素材を確保するために値段が少々高くなっているんだと思います。だから、安さだけを求めて味を捨てるという選択を取ると結局道外の人と同じようにス〇ローに走ることになるんです。だから、そういう意味でス〇ロー需要もしっかりあります。

 

 

 

結局、そういうわけなので、道外の方々は少々イメージを改めてほしいわけです。

 

道民にとっての回転寿司はス〇ローのように安さをウリにした寿司屋ではなく、魚をウリにした魚屋なわけです。そのため、そういった価値観が反映されていない全国チェーンの回転寿司屋(ス〇ロー)に行っても安い、いつもの回転寿司が出てくるだけで、妙にウマい寿司は出てきません。

 

そのため、北海道にお越しの際は、少々値は張るがウマくて新鮮な魚を食いに行くぞという気分で北海道チェーンの回転寿司にお入りください。

 

とっっっっってもおいしいですよ。