バナナでもわかる話

計量経済学・統計学が専門の大学院生です。統計学・経済学・投資理論・マーケティング等々に関する勉強・解説ブログ。ときどき趣味も。極力数式は使わずイメージで説明出来るよう心掛けていますが、時々暴走します。

【初心者向け】わかりやすい株式投資の話

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皆さんは株式投資と聞いて何を思いますか。

「お金を稼げる」
「よく知らないけど危ないんでしょう?」
「よく聞くけど何なのかよくわからない」

色々と思うところはあると思います。

株式投資危ない。確かにそうかもしれません。失敗したらお金を失うし、リスクが伴う....

しかし、それは世の中の投資家が適当に株式投資を行っているからリスクが高いと言われているだけなんです。

しっかり理論を学んで基礎を固めれば、正しい分析のもと安全に運用を行うことが出来ます!



何故こんな話をしたかというと、このブログでも投資理論の話、それを用いた実用的な話をしていきたいわけです。5ヵ月後くらいには株式投資のみならずデリバティブ取引や、ブラックショールズモデルの記事を書こうと思っているのですが、その前段階としてブログで導入をしておこう、そんな心持で書いております。


ところで株式って何?

株式とは、株式会社が発行している社員になれる権利です。

「「え?じゃあ、株式を買うとその会社で働かなきゃいけないの??」」

そんなことはありません。ここで言う社員は従業員のことではありません
ここで言う社員は別名株主。つまり株式を購入するとその会社の株主になれるんです。

株主になれると何が嬉しいの?

株式って購入しようとすると結構高いです。基本的におまとめ販売しかしていないので、購入するには10万円くらいは必要です。
じゃあ、そんな金をはたいて買った株主になれる権利なわけなので、株主になるとどんな良いことがあるのか気になってきます。

株主は、その会社の方針の決定や、役員の決定に関わることが出来ます。つまり株主になるとその会社を操れちゃうわけです!すごい!

実際にその会社の発行している株式を過半数以上持ってしまえば大抵の意思決定を掌握することが出来ます。
他にも株主優待特典や、会社が出した利益の一部を受け取れる配当なんてものもあったりします。


じゃあ株式投資って何?

実はこの株式、価値がコロコロ変わります。価値が変わるってイメージがつきにくいかもしれませんね。

近所にあるスーパーを想像してみてください。例えばキャベツ。つい1週間前は120円だったのに、今日は198円になっていたりします。1週間前よりもキャベツの価値が上がっていますね。

キャベツと同じです。株式も価値が週によって、日によって、もっと細かく秒単位で変化します。
ここでよく考えてみてほしいんです。キャベツと違って株式は腐ったりしませんし、インターネットを通じて即座に買ったり売ったり出来ちゃいます。

例えば8月25日にある会社の株式が1株100円だったとしましょう。それを購入したとします。翌日8月26日、その会社の株式が1株200円になっていたとします。100円で買ったものが200円になっていたら、単純に売ってしまえば100円儲かりますよね。

これが株式投資です。安い時に買って、高い時に売ると儲かる。
同じことをキャベツでしようとしても出来ません。8月25日に買ったキャベツは鮮度がどんどん落ちていきますから、仮に値段が上がったとしても皆スーパーに売っているキャベツを買います。腐ったキャベツは誰も買ってくれません。


株式投資で損をするってどういうこと?

安い時に買って、高い時に売ればいいんならとても簡単じゃないか!そんなうまい話あるわけがない!!

そう思った方、鋭い。

そう、正確には、「安い時に買って、高い時に売ればいい」それがとても難しいんです。

またキャベツを思い浮かべてください。皆さんは日ごろスーパーで「今日はキャベツが高いねえ」とか「今日はキャベツが安い!」とかいう話をするわけですが、キャベツが安いとか高いとか何で判断しているんでしょう?

例えば幼いころ、まだスーパーで買い物をしたことのなかった頃キャベツの価値なんて判断できなかったはずです。

私たちは毎日、もしくは毎週スーパーに通い詰めて、毎度毎度キャベツの値段を目にして、学習し、その結果「大体100円近辺の値段だなあ」とキャベツの価値を認識するわけです。だからこそ、急にキャベツが200円になると「高い!!」と思うし、70円になると「お買い得!!」と感じるわけです。


「では、株式投資も価値を判断できるようになればいいわけなので、毎日企業の株式の値段を確認すればいいじゃないか!」


と、思うわけですが、観察してみるとキャベツとの違いにすぐ気が付きます。
キャベツは大体100円~150円くらいで値段が決まっているかもしれませんが、株式の価値は大きく変化します。
とても「いつもは大体このくらいの価格だよねー」なんて判断することができないんです。
だから、安い時に買おうにも、今が安いかどうか人間の感覚では判断できないわけです。


もし、価値が変に高くなっている時に株式を購入したとしたら、いつまで経っても損するだけなので売れません。もしかしたらその会社が倒産してしまうかもしれない。そうなると株式は1円にもなりません!!


株式投資に対する基本姿勢

ということは、ということはですよ。ここまで来ると話は簡単です。
企業の価値、株式の価値を過去のデータを使って評価する理論・方法を使って、その企業の価値が今高いのか安いのか判断してやればよいわけです。
人間の直感では判断が難しいけども、ある程度客観的かつ科学的(社会科学・統計学)な手法で合理的に判断・評価しようとする理論、それが投資理論の実用的な側面です。

更に、投資の前に過去のデータから見て自分の行う投資はどれくらいリスキーかを測って投資すべきか否か判断できるようになれば上出来です。




このような株式の価値、企業の価値を評価する理論・手法は非常にたくさんのものがあり、また、難解です。そのため、一般の投資家はあまりそうした手法を学ばず、自分の直感に合わせてキャベツを買うように株式を購入しているわけです。うまくいったりいかなかったり、株式投資がギャンブルのように見えるのはそのためです。



長々書きましたが、そういう点で学ぶべきことの多い投資理論について、これからゆっくり記事にしていこうと考えています。
次は株式のリターンについてですかね。